ご依頼に際しての注意事項
モノクロ印刷
現在、原則としてカラー印刷は取り扱っておりません。モノクロ印刷のみとなります(ただし、表紙の部分に限りカラー印刷を行っています。)。
カラー印刷も不可能ではないのですが、トナーのコストがかかりすぎて、価格との関係でお客様のニーズに応えることができないためです。
それでもカラー印刷を希望する方へ
価格が3倍になることをご了解いただければ、カラー製本も可能ですのでご相談ください(ただし、カラー写真等のベタ塗りの面積が少ないpdfファイルに限ります)。
写真、画像の印刷
(ベクトル系の)文字やイラストはきれいに印刷できると思われますが、通常のレーザープリンターと同様に、写真の印刷は苦手ですので、ご了解ください。
また、色つきのグラフ等もモノクロになるため、当初の見やすさが失われる可能性があります。
東進ハイスクールが配布するpdfファイルのように、文書の中身のほとんどが文字からなるにもかかわらず、
画像ファイル(JPEGファイル等)の集合として成り立っているpdfファイル(文字まで画像として収録されている)の場合、製本のご依頼をお断りする場合があります。
(1)文字も画像データになっているため、綺麗に印刷できないこと
(2)白地であるはずの部分が「薄い色がある」ものとしてデータ収録されているため、白地であるべき印刷結果が薄いグレーになってしまうこと
が理由です。
フォントの埋め込み
PDFファイルにはフォントを埋め込んでおいてください。フォントが埋め込まれていない場合、代用フォントでの印刷になります(空になることもあります)。
ファイルの形式
PDFファイルをお勧めしますが、WORD2007または一太郎2006で読むことができるファイルの印刷も可能です。
ただし、特殊なフォントは代用されますし(空になることもあります)、PDFファイルほど出力が安定していないことをご承知ください。
余白(マージン)
マージンを、少なくとも端から15mm程度はとっておいてください。(余白については、「用紙に合わせる」印刷(縮小印刷)を行うと自動で挿入されるので、どうしても原本の余白が小さい場合は、縮小印刷で対応することなります。)
奇数ページと偶数ページ
通常の本と同様に、本を開いたとき、(pdfファイル上の)偶数ページが左に、奇数ページが右に来ます (横書き体裁の場合。縦書き体裁の場合はこの逆になります。)。
もし空ページ(印刷する内容がないページ)があっても、これは変わりません
複数のpdfファイルの合本
複数のpdfファイルを1冊に製本することも可能です。1冊の上限ページ数は約700ページです。
ただし、各ファイルの先頭ページが、奇数ページとして、見開き右側(横書き体裁の場合)に来ることになります (つまり、異なるpdfファイルでひとつの紙の裏と表を構成することはできません。)。
そのため、例えば1ページのみで構成されるpdfファイルを10個合わせて合本すると、20ページ相当になります。
あまりに大量(概ね10個以上)のpdfファイルの合本はご遠慮ください。ページの順番を遵守するのが困難なためです。
表紙の印刷
表紙の印刷に関しては以下の中から選んでください。
- 表紙の印刷は不要
- 表紙の印刷は1ページ目と同内容(本体にも表紙と同じ1ページ目があることになります)
- 表紙の印刷は別途指定
背表紙の色
現時点では、背表紙の色は、
ページ数 | 色 |
---|---|
およそ250ページまで | ブライトブルー(青)またはブラック(黒)またはダークブルー(紺) |
およそ750ページまで | ダークブルー(紺) |
があります。可能な限り、ご希望に沿えるように努力いたしますが、製本してみるまで厚さがわからないため、ご希望に沿えない場合もあります。ご了解ください。、
本の厚さ
本の厚さは、おおよそ200ページ(100枚)につき1cmとお考えください。 通常の本(辞書などの紙の薄い本を除く)と同様の厚さです。
拡大と縮小
例えば、元のファイルがA4であるものを、B5判で縮小印刷することができます。
拡大率、縮小率をパーセンテージで指定することはできませんが、A4判→B5判のように、 A3判、B4判、A4判、B5判、A5判間での拡大縮小は可能です。
ただし、当方で拡大縮小をするのではなく、元のファイルにおいて、 判(サイズ)、フォントの大きさを指定した上で 文書ファイルを作成していただくのが、間違いがなくていいと思いますので、是非そのようにしてください。
精度について
プリンター、製本機とも、オフィス用としては最高級のものを用いておりますが(プリンターの定価はおよそ20万円、 製本機の定価はおよそ80万円します)、どうしても精度には限界があります。 市販されている書籍と同様の精度を求めるお客様のご期待には沿えないこともあるかもしれません。 細心の注意を払い製本いたしておりますが、この点をどうかご了解ください。 製本されてできる本は、実際の製本例のとおりですので、そちらもご覧いただき、参考に なさっていただければ幸いです。